1. 宴の始まり
パチュ…パチュ…
肉と肉がぶつかりあう音が部屋に響き渡っていた
蒸し暑い8月のなかば
時計は深夜の2時を回っているが、外は30℃を超えており、
夜でも皮膚をじりじり焦がすような暑さだ
ただ室内は常時稼働しているエアコンのおかげで、心地よい気温に保たれていた
パチュ…パチュ…
ひっそりと静まり返った住宅街にある一軒家の一室で、
エアコンの駆動音と、肉がぶつかりあう音だけが聞こえている
部屋の中央に備え付けられたキングサイズのベットの上で、
二人の男女が交わっていた
天井に取り付けられた蛍光灯の柔らかな光に照らされている寝室は、
普段はこの家の主人である夫と妻が、愛の営みをしている場所である
しかし、今交わっている二人は夫婦ではない
ベットにカエルのようなかっこで仰向けになり、
男のペニスを正常位で迎えている女性は妻の妙子だが
男のほうは、この家に押し入った強盗だった
夫の方は名前を正之といい、ベッドから少し離れたところでロープで手足を縛られていた
声が出せないように、口にも猿轡のようにロープが巻かれている
今まさに強盗に犯されている妙子を目の前にして、
正之の目は血走り、食いしばっている歯はそのままロープを食いちぎりそうな勢いだった
妙子に腰を打ちつけている強盗を睨みつけながら
うぅ〜、うぅ〜と獣のような低い唸り声をあげている
目の前で起きていることに対する怒り・恥辱でどうにかなってしまいそうだった
ちょうどベットを挟んで、正之とは反対側に座らされている娘の春香は、恐怖で縮こまっていた
春香も同じように手足をロープで縛られていた
丸太のような腕で太ももを抱えられ、
血管が筋になって見えるほど硬く勃起したペニスを
前に後ろに抜き差しされている母
今年高校生になったばかりの春香には
母が犯されているという事実は、受け入れるには重すぎる現実だった
「これが現実のはずがない、夢に違いない」
春香はそう自分に言い聞かせることで、なんとか正気を保っていた
母の痴態に血が凍るような思いをしながら震えている春香の後ろで、
一人の男が仁王立ちになっていた
妙子と仲間の男がベッドで交わっている様を見ながら、
ちょうど春香の頭の少し上あたりで、屹立したペニスをゆっくりとしごいている
少し上向きに反っているペニスはグロテスクに輝き、
先っぽからカウパー液が漏れ出ていた
細く糸状に垂れ下がったカウパー液は、漆黒の光沢をおびた春香の髪に滴っていたが、
恐怖のあまり春香は気づいていないようだ
この家には3人の強盗が侵入している
ひとりは春香の後ろで、ペニスをしごいている男
もうひとりは、妙子の熱く濡れた膣に自らのペニスを力いっぱい突き刺している男
最後の一人は、妙子の頭のほうに座り、両手で妙子の手をベットに押さえつけていた
手足をがっちりとホールドされ、身動きを封じられた妙子は
身を捩ることも、手で顔を覆い隠すこともできず
一定のリズムで下腹部に与えられる衝撃を受け止めるしかない
「…んっ!….くぅう…」
軽く開けられた口からは、ときおり甘い喘ぎが漏れ出てしまう
妙子は、下卑た薄笑いを浮かべながら腰を前後にカクカクと動かしている男に対して
憎悪しか抱いていなかったが
体は心と裏腹に、憎き男を受け入れはじめていた
1時間もの間、逞しいペニスに擦られ続け、抉られ続けた膣は
大量の愛液を分泌していた
愛液がペニスに絡みつきコーディングすることで
膣壁との摩擦が抑えられ、ペニスの輸送がスムーズさを増していく
「ずいぶん濡れてきたなぁ、犯されて感じてるんじゃねぇのか?」
膣から次々を溢れ出てくる愛液のヌメヌメとした感触を楽しみながら
男が妙子に言い放った
侮辱の言葉にキッと男を睨みつける妙子であったが
それが精一杯の抵抗だった
怒りそして憎しみが全面に出ている妙子の色白な顔の下では、
豊かな乳房がピストン運動と連動するように、上に下にと揺れている
ぷるぷるとプリンのように柔らかな乳房は
男が腰を引きペニスを引き抜くと、つられて乳首を下に向けながらゴムのように伸び
引き抜いたぶん勢いをつけながらペニスが打ちつけられると、
弾けるように跳ね上がる動きを繰り返していた
ちょうど乳首が内側から円を描くように
ペニスの動きと連動しながら跳ね回っている
この上なく淫らな乳房の動きと、憎しみの炎を燃やしながら睨みつけてくる妙子の顔の対比が
男の股間を熱くさせた
肉棒を搾りあげる悩ましい膣内の収縮に、
男は精液が迫り上がってくるのを感じる
パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
男がピストンの強度を上げた
ストロークを長めに保ち、
腕で妙子の腰を引き寄せつつ、お尻を締めながらペニスを思いっきり撃ち出す
乾いた破裂音のような音が部屋に反響する
たちまち妙子の顔は快感に緩み、半開きになった唇からは媚びるような喘ぎ声が漏れてしまう
「ひう、ひん、んああああ、いやぁ、いやぁあ」
ペニスが打ちつけられるたびに、下腹部から頭の先まで走る甘い痺れに妙子は狂乱し、
髪を振り乱してイヤイヤと首をふる
なんとか身を捩ってペニスから逃げようとする妙子だったが、
2人の男に押さえつけられた状態では身動きが取れない
とつぜん、妙子の腕を押さえつけていた男が拘束をはずし、
ピストンによって淫らに踊り回っている豊かな乳房を鷲掴みにした
手のひらに収まりきらない乳房を、上下左右に揉みしだきながら、
人差し指でピンッと立った乳首を優しく擦り上げる
「んんんんんっ!、あぁああああああ!、あうぅうううああああああ」
突然与えられた新たな快感によって、妙子の脳はパニックを起こした
膣を擦り上げられる下半身の快感に、胸を揉まれる上半身の快感が混ざり合い、
昏く汚れた絶頂まで一気に昇りつめていく
妙子は目をまんまるに見開き、焦点の合わない目で中空を眺めていた
男はトドメの一撃とばかりに、
ちょうど亀頭が割れ目にキスするほど腰を離した後、反動をつけて一気に突き上げた
子宮口にペニスを押し付け、溜まりに溜まった精液を発射する
「ひぃぃいい、い、いくぅぅぅ、いっちゃぅうううう」
びゅるっ!びゅるっ!びゅるっ!
肉棒の中で押さえつけられていたドロドロの精液が
堰を切ったように勢いよく飛び出していく
マグマのように熱い噴出を子宮で受け止めながら、
妙子は上半身をのけぞらせてガクガクと全身を痙攣させた
オーガズムに至った膣は激しく収縮を繰り返し、
精液を最後の一滴まで飲みほそうとするかのように、力強く肉棒を締め上げる
ビクッビクッと何度も弓なりに上半身を反らせて痙攣していた妙子は、
やがて糸が切れた人形のように力が抜け、ぐったりとベットにへたりこんだ
男は溜まった精液の全てを妙子の肉洞に絞り出したあと、
緊張のとけたペニスをゆっくりと引き抜く
絶頂を迎えたばかりで全身が敏感になっていた妙子は
ペニスを引き抜くときに膣を擦られた衝撃で、軽く絶頂を迎えてしまい、
腰をビクンビクンと跳ね上げながら、膣内に抱えた大量のザーメンを
男性の射精のようにビュッビュッと勢いよく噴き出した
今まで感じた事のないほど強烈な快感を与えられたことで、
完全に気を遣ってしまった妙子は、
腰をカクカクと痙攣させながら、涎をたらし惚けた顔で天井を見つめていた